● 末期がんから生還した人たち「サバイバー」

 1995年、半身淡路大震災をきっかけに、「21世紀の医療・医学を考える会」を設立した岡本裕医師は、がん患者からの生還という興味深い統計を取っています。

 がんの進行具合が3期以上、つまりがんが臓器を越えて大きく進行しているか、もしくは他の臓器に転移しているので通常では完治しにくいとされる、半ば死を宣告されたような深刻な病状から回復した人のことをサバイバー(生還者)と呼んでいます。
がんから生還の理由 岡本医師は、そのがんからの生還者101人にアンケート調査を行いました。「あなたは見事進行したがんから生還されましたが、がんが治らない人と治ったあなたと決定的な違いを一つだけえらぶとしたら、それは何でしょうか?」と。
その結果が、左のグラフに示された数値なのです。

 がんから生還した理由に上げた、一位が「考え方」、二位が「食事」で、「医者」と回答した人は何と最下位の九位でした。現代医学のがん治療といえば、手術・抗がん剤治療・放射線治療が三大療法として知られていますが、どれも症状や病巣を一時的に押さえ込むだけで、数ヶ月から数年で再発することが多いのです。
 これらがんに対する西洋医学の標準治療は、がん細胞だけでなく正常な細胞、特にがん、細菌やウイルスから身体を守ってくれる白血球も傷つけるため、治療を繰り返すほど、がんに立ち向かう力が低下してしまいます。
 それにも、関わらず医療が三大療法にこだわるのは、人がなぜがんになるのかという本質を十分に理解していないからだと思います。

 岡本医師のアンケート結果で、がんから生還した患者の理由が、医者と回答した人が最も少なかったという結果は、これら現代医学のがん治療の問題点を浮き彫りにしているような気がします。

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