● 生活のリズムとがん

 大自然にはさまざまなリズムがあります。1日24時間の中では昼と夜のリズムや満潮干潮のような潮の満ち引き、1年365日の中では四季のリズムなどがあります。脈拍や呼吸など、身体にも色々な効リズムがあります。生きものは、それらのリズムに合わせて生きていて、安定したリズムのもとでは生体の機能は安定しますし、精神的にも落ち着くのです。

 昼夜のリズムや四季のリズムは太陽など天体が作り出してくれますが、入眠や起床時間は自分で決めて実行しなくてはなりません。また、一日の間で活動する時間帯と、休息する時間帯をある程度決めておくことを薦める専門家もいます。毎日の生活や、一週間のサイクルなどに適度なリズムがあれば、からだに余分なストレスを与えることも少なくなりますし、わけもなく精神的に不安定になることもありません。

 生活リズムの基盤は、起床の時刻と入眠の時刻、そして食事を取る時刻、活動する時間と休息する時間です。これらは、自律神経の関わってくるものです。自律神経が安定すれば、ホルモンの働き、免疫の働き、細胞の代謝などが安定して健康を維持しやすくなります。
 東洋医学的に見ても、心身に気血がめぐり、正気が充実して自然治癒力が高まるので、がんに打ち勝つ健康な身体を作ります。

 特に夜更かしは問題が多く、とりわけ子ども頃に夜更かしの習慣が作られると、がんをはじめ、様々な免疫が関わる疾患との因果関係も指摘されております。

 生活リズムを無視して経済的合理性ばかりを求めると、ゆとりや遊びがなくなるだけでなく、ストレスにすぐ耐えられない身体 = がんを誘発する身体 になってしまいます。生活のリズムの安定は、心のゆとりを生み、からだの機能にもゆとりが生まれます。その結果、生まれながら備わっている自然治癒力が高まり、健康を保つことができるのです。
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