● 初期分化時の卵の保有エネルギーの低下が不妊をまねく

  受精後2週間が、妊娠に大切な時期
 図11.は妊娠周期の数え方です。
 一般に妊娠に気づくのは次の月経が来ないときに初めて気づくわけですが、この時には、すでに受精して2週間を経過しています。
 




受精卵の各胚葉からできる器官 実は、この2週間が胚にとってとても大切な時期でもあるのです。

 受精して16日目、つまり月経が遅れたことに気づく頃には、胚は、外胚葉・中胚葉・内胚葉全部が分化して、図10.に示されるように、どの位置にどの器官が作られるかが決まってしまっています。
 
 女性が未だ妊娠に気づかない間に、これだけ大変なことが大変なスピードで進行しているのです。この初期分化の時期を上手く乗り切ると、胚は少々都合の悪いことが起こっても、大体生きていける状態になり、健康な赤ちゃんを出産できます。

胚の分化

受精後1日: 静止

2日目:   受精卵分割開始

3.5日目: 100個の細胞に分裂

9日目:   外胚葉・内胚葉が分化

16日:   外・中・内胚葉全部が分化



 また、この受精してから2週間くらいの間胚は、母胎からの栄養を受けずに、胚自身が受精時に持っていた卵黄を栄養として発達しています。
 従って、受精前の母体の健康状態や、受精のミスタイミングによる卵の老化は、卵の保有エネルギーの低下を招き、大切な初期分化を乗り切ることが出来なくなって、不妊につながります。


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