●冷え症、生理不順、生理痛、貧血、めまい…

今、多くの女性が悩んでいる女性の病、婦人科系疾患  婦人科系疾患(不妊症、不育症、生理痛、更年期障害、子宮筋腫、内膜症、冷え性、生理不順、貧血など)は、血の道の病と昔から言われ、今も多くの女性はこれら血行不良や冷え症、肩こり、便秘など女性特有の苦情で悩まされています。
生理不順、生理痛を訴える女性婦人科系病気、貧血などで病院を訪れる女性

 女性だからこそ起こつてくるこれらの不妊症、不育症、生理痛、更年期障害、子宮筋腫、内膜症、冷え性、生理不順などの症状は、ちようど生理のある年代(10歳代~50歳代半ば)に一致して、その多くの訴えが見られます。

 つまリ、女性は初潮から更年期まで実に様々な苦構を訴えているのです。
 では、生理のある年代の女性は一体どのくらい今、 日本にいるのでしようか?
 下の「女性人口の比率」を示すグラフよリ、生理のある女性を15~54歳と考えると、何と56.4%と、全女性の半数以上を占めているではありませんか! 
 これは、女性の半数以上が婦人科系疾患に悩む可能性があるということができるものです。
 
 女性特有のツライ症状を、女性特有の体質だからとあきらめないで、女性としての楽しい人生を過ごすためにも、一緒|ご婦人科系疾患について理解し、改善できるように努力していきましよう。

●婦人科系疾患(不妊症、不育症、生理痛、更年期障害、子宮筋腫、内膜症、冷え性、生理不順、貧血など)はどんな病気?

 女性の一生は、少女期から思署期にかけての急激な女性ホルモンの増加により生じる、初潮をはじめとして、成熟期には妊娠・出産、更年期では閉経、そして老年期と、心身共に太さな変化が次々と訪れます。
 そして、この女性の微妙な身体を調節し、変化させるものの1つに、女性ホルモンと呼ばれるものがあります。
 しかも、このような変化時には、女性ホルモンの変調が起こりやす<なるのです。

 まずは、この女性ホルモンの働きから話をすすめてい<ことにしましょう。

○女性ホルモン

 卵巣から分泌される女性ホルモンには卵胞ホルモンと、黄体ホルモンの2種類があリます。

 それぞれのホルモンの働きは・・・
  • 卵胞ホルモン(エスト□ゲン):子宮の発育や子宮内膜を増殖する働きなど
  • 黄体ホルモン(プ□ゲステ□ン):妊娠の準備、成立、維持や排卵を抑制する働きなど
 これらのホルモン|は下図|こ示すように、視床下部から分泌される性腺刺激ホルモン放出ホルモンと、下垂体前葉から分泌される性線刺激ホルモンによって調節されています。
 一方、女性ホルモンの分泌が過剰になると、この機構が視床下部に伝わり、性腺刺激ホルモンの分泌が抑えられる(ネガティブフィードバック)といった、生体内のホルモン量を一定|こ保つ働きもあリます。

女性ホルモンのフィードバック


○女性ホルモンが乱れると

 では、出産-閉経などの心身の変化により、この女性ホルモンが乱れると、一体身体にはどのような影響を及ぼすのでしょうか?

 視床下部には、女性ホルモンの分泌をコントロールしている中枢があリます。
 さらに、この視床下剖には自律神経の中枢もあるため、女性ホルモンの分泌が乱れると、自律神経の中枢に:まで影響琶与えることになります。
 
 そのため、自律神経がコントロールしている毛細血菅の収縮や拡張など、身体の様々な臓器や器官|こも影響を及ほすようになリ、自律神経の失調を来すことになるのです。
 こうした自律神経の乱れが、また更|ごホルモンの分泌の乱れをまねく、といった悪循環を繰り返すため、婦人科系疾患1つをとっても様々な症状が現れるようになってきます。


○婦人科系疾患(不妊症、不育症、生理痛、更年期障害、子宮筋腫、内膜症、冷え性、生理不順、貧血など)にみられる辛い症状

 では、女性にみられるツライ症状とはどのようなものなのか、=みてい<ことにしましよう。

生理痛 鎮痛剤要注意l
生理痛がひどくて、生理のたびこ鎮痛剤を飲まなけれ|ごなうない。憂鬱な日々です。
でも、 健康な女性には生理痛はないものです。
生理不順 正常な人は、生理は1ケ月前後日数で、ほ|ま一定の間隔が保たれています。
不順な人は、2.3ケ月|ごとに1回あったり、なかったリと不規則な状態です。
冷え症 「足が冷えて眠れない。」「腰が冷えてカイロを手離せない。」「夏でも冷房ため冷え症は良くならない。」女性の半数以上が、冷えを感じています。
便秘 自然にあるお通じは1日1回の快便です。ところが、女性は腹部臓器(子宮、膀胱、腸)が複雑なため、便秘になりやすいのです。腹部の血行が悪いと腸の働きも弱くなリ、便秘がちになリます。
肩こり 若いのによく肩がこる。肩がこリつけると頭まで痛くなる。肩から首にかけて張ったようだ。アンマをしてもらってもすぐ肩が凝る。
頭痛 痛みだけを消していても、頭痛持ちの身体の方はそのままです。
頭痛も貧血やホルモン分泌の異常が原因でもあるのです。
更年期障害 閉経の前後教年間の時期が更年期と呼ばれ、40~50歳代位の婦人が含まれます。この時期ホルモンのバランスが崩れやす<なっているので、一寸したきっかけがもとで、色々と不快な症状が出て<るのです。
のぼせ 身体がカーッと熱くなる。足は冷えるのに、頭の方はのぼせている。
不眠 眠ろうとしても神経が高ぶり眠れない。寝不足の翌日は疲れが残っていて、何をするにも力リ力リと神経がいら立つ。
産後・流産後
の不調
お産の後、疲れやすくなった。産後、流産後に貧血するようになった。.
貧血・低血圧 女性の貧血者は多く、外見は元気そうでも、 血液がうすかったりするものです。疲れやすく、ものを考えるのも煩わしく、眠くてたまらないなど、ついうとうとすることも多くなリます。
肌あれ 健康でみずみずしいお肌は女性の望みです。しかし、女性ホルモンの分泌不足の人は血液の循環も悪く、しもやけ.あかぎれ、肌あれ、シミ、ソバ力スなど肌の苦情が出てきます。


●現代医学での婦人科系疾患(不妊症、不育症、生理痛、更年期障害、子宮筋腫、内膜症、冷え性、生理不順、貧血など)の治療は

 女性だからこそ生じて<る様々な症状‥‥‥・
 現在、このような婦人科系疾患に対して現代医学では、鎮痛剤、鉄剤、下剤、ホルモン剤などの薬物を治療の中心に使っています。
しかし、これらの安易な薬物療法を長い間続けていると、次のような苦情が新たに生じて<ることにもなるのです。

生理痛や頭痛などに 鎮痛剤 胃腸障害(サリチル酸系鎮痛剤:アスピリンなど)、血球障害((アニリン系鎮痛剤:アセトアミノフェンなど)があり、その他にも発汗、めまいなどを起こすことがあリます。
貧血・めまいなどに 鉄剤 悪心、嘔吐、食欲不振などを起こすことがあります。
月経不順'!年期障害などに ホルモン 悪心、嘔吐、発疹、肝障害などを起こすこがあります。
便秘に 下剤 下痢をを起こしたり、服用量を増加させてしまうことがあります。


 さらに、いずれの薬物もその場しのぎの対症療法であって、婦人科系疾患になりやすい体質を根本的に改善するまでには至りません。
 そこで、婦人科系疾患になりやすい女性病体質から、改善することを考えた漢方療法に、目を向けてみる必要がありそうです。


●漢方薬治療では、婦人科系疾患(不妊症、不育症、生理痛、更年期障害、子宮筋腫、内膜症、冷え性、生理不順、貧血など)になりやすい女性病体質をこう考えます

昔からなじみのある婦人科系疾患(不妊症、不育症、生理痛、更年期障害、子宮筋腫、内膜症、冷え性、生理不順、貧血など)には、下に示すように多種の漢方薬が使われてきました。

  婦人科系疾患の漢方薬に用いられる生薬
  茴香 枳実 葛根  力ノコソウ(吉草根)
  川キュウ 川骨 牡丹皮 茯苓 山奈
  サフラン 大黄 丁字 晃香附子 目茶 朮 陳皮
  牽牛子 地黄  紅花  地黄 木香 桃仁
  黄柏  柴胡  白ジュツ 甘草 檳榔子 芍薬 厚朴
  菖蒲根 桂皮  人参  木通  莪朮 当帰


 しかし、これらの漢方薬すべてを使って、女性それぞれの身体|ご合ったものを作ることは、難しいものです。

 その上、ごんな不安も…
  • 「漢方薬の種類は多い程よく効くのかしら?」
  • 「本当に効かせたい所に効くのかしら?」
  • 「私は生理不順だけどやっばりこんなにたくさんの生薬が必要なのかしら?」
  • 「たくさんある女性病の症状にっいて、すべて効かせることができるのかしら?」

 婦人科系の病気と一口|こ言っても、人それぞれ様々な症状があリます。
 しかし、女性としての身体のつ<り(根本)は基本的|こみんな同じです。
 婦人科系の病気でで悩まれている方は、一様に女性病体質であると言っても過言ではないのです。

婦人科系病気と血液・ホルモンの乱れやすい体質

 こうして、女性病体質の人は血液・ホルモンの働きが乱れることにより、様々な症状を現すようになるのです。

女性病体質を改善するには、血液・ホルモンの働きの乱れを整えることが大切になつて<るといえます。

そこで、これらのことを考慮した現代の女性に合った婦人科系漢方薬が必要になって来ます。

●現代の女性に合った近代漢方薬は

 現代女性の婦人科系疾患の多くは、どのような症状であっても、基本的には、女性病体質が原因となっているため、女性病体質の改善、つまり漢方薬療法で言う”血”(血液・ホルモンの働き〕の乱れを調整すれぱ治ると考えれば良いものです。
 女性病体質の病人の大まかな分け方をしますと、体力のある充血性と、体力のない血虚性のタイプに分かれます。
 体力のある充血性の女性病体質の人には、桂枝茯苓丸を、体力のない血虚タイプには四物湯系の漢方薬を用いれば良いのです。
 現代人の女性の体質を考えますと、胃腸が弱く、貧血傾向のある虚弱体質の方が多いものです。
 そこで、四物湯の中から、胃腸に負担のかかる芍薬の量を減らし、その代わりに貧血を改善したり、胃腸機能を活発にする人参や甘草を加えた、「四物湯加人参甘草」という漢方薬を使えば良いと言うことになります。
 それでは、この「四物湯加人参甘草」を構成する6つの漢薬の働きについて詳しくみてい<ことにしましょう。

当帰 貧血による苦楕を治す。
増血のカあり。
川キュウ 頭の苦情を楽にする。
川の精油に血管運動神経中枢を調聾させる働きがある。
芍薬 筋肉の痛み、緊張をゆるめる。
血行不良の腹痛に用いる。
地黄 血行障害、出血、閉経等の血の症に効く。
ホルモンを分泌させ、造血の手助けをする。
人参 胃腸を盛んにする
血行改善、造血の働きがある。
自律神経の調節、ホルモンの調節に関わる。
甘草 いきぐるしさを防ぐ。
解毒カガある。.
消炎作用がある・
神経痛に効く。


  これらの漢薬が協力し合って血液・ホルモンの働きを整えていきます。・
根本的な女性病体質を改善すると共に、今のツライ症状を和らげることが出来ます。

(注意)
薬局製造医薬品として厚生労働省で認められている漢方処方の配合比や、構成生薬を変更することは、無許可医薬品製造に当たり、法律で厳しく罰せられます。上記の内容の漢方処方は、一般用医薬品として厚生労働省の許可を受け製造されている漢方処方です。
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