●高齢化・虚弱化する日本人、増える虚弱体質、長引く慢性病、がん、これから増えるアレルギー

 今や、世界一の長寿国日本の平均余命は、男性79.59歳、女性86.44歳(平成21年厚生労働省調べ)と過去最高になりました。また、総務省が発表した2010年9月15日現在の推計人口によると、65歳以上の人口は前年よ46万人多い2944万人となり、総人口に占める割合は23.1%と過去最高を更新しました。
 高齢になると、循環器系疾患、筋骨格系疾患、消化器疾患などの病気を併せ持つようになり、病気を治す力をうまく出せない人が増えてきます。
 また、最近の子供も虚弱化していて、疲れを訴えるといった体力低下の問題や、アトピー性皮膚炎や喘息、アレルギー性鼻炎に代表されるようなアレルギー疾患を持つ子供が増加しています。


世界一の長寿国日本の平均余命身体は虚弱化し病気を長引かせる

 現代社会では、色々な分野で、自動化や快適な環境を人工的に作り出し、私達は楽な生活を送っています。
 しかしその反面、日常生活で身体をあまり動かさなくなり体力を低下させ、温度・湿度の環境変化に適応できないようにもなってきています。
 また、社会の構造も複雑化し、かつその変化も早く、これらの変化についていくことが出来ず、これがもとで精神的ストレスを引き起こしています。
 その結果、私達の身体は虚弱化し病気を長引かせるようになってきました。
 今こそ、病気を治す為の身体づくりが必要になっています。

●どんな病気?虚弱体質・雑病体質 自律神経の失調

 暑さ寒さの温度変化゙や、湿度変化等の環境の異変、精神的ストレス、細菌・ウイルス等の侵入によって、いつも自分の能カー杯に身体の機能を使っている…。
 こんな時、少しの刺激でも体調を崩しやすく、自分の特に弱い所に病的反応が起こってきます。

虚弱体質・雑病体質の自律神経の失調に伴う症状

 これらの病的反応は更に新たな刺激となり、身体に負担をかけ続けます。

 そして、現代人には、こんな症状を訴えている人が増えています。

●体力低下の症状を訴えている人が多い! ●アレルギーの子供が増えている!

虚弱体質・雑病体質 自律神経の失調虚弱体質・雑病体質 自律神経の失調

●漢方薬療法では虚弱体質の対策をこう考えます

 漢方薬療法では、現在ある種々の苦情だけを考えて対処するのではなく、現在の漢方的病状、つまり陽病という状態なのか、また陰病という状態なのかをまず把握することから始めます。
 そこで、この漢方的病状である陽病・陰病からお話ししていきましよう。

漢方薬療法では虚弱体質の対策

 陽病の体質の人は、新陳代謝機能が亢進しており、闘病エネルギーが過剰に生産されます。従って、闘病により生じた過剰な熱によって、のぼせや熱感など様々な、熱症状が現れます。

 一方、陰病体質の人は、新陳代謝機能が低下しており、生きていくために必要なエネルギーも闘病エネルギーにまわしています。従って、闘病のために仕方なく生産している熱ですから、たとえ熱症状を伴っていても、温めると気持ちが良いものです。

 漢方薬の世界では、陽病的傾向にある人は陽病に対応するお薬を、陰病的傾向にある人は陰病に対応するお薬を考えます。
 (陽病か陰病か不明、または判別のつきにくい場合は、陰病に対応するお薬を考えます。)

●化膿や炎症、神経が興奮しやすい陽病虚弱体質の漢方薬処方例

化膿や炎症、神経が興奮しやすい陽病虚弱体質の漢方薬処方例

●冷え、血虚、胃腸虚弱などの陰病虚弱体質の漢方薬処方例

冷え、血虚、胃腸虚弱などの陰病虚弱体質の漢方薬処方例

●陰病の虚弱・雑病体質向け漢方薬の薬理実験結果

 現代人に多い、疲れやすい・全身だるいなどといった、闘病エネルギーのうまく出せない(陰病)タイプの改善を考えて創られた陰病虚弱体質者向け漢方薬の効果について、薬理実験を通じて説明しましょう。

A 陰病虚弱体質者向け漢方薬は疲れの残らない身体にする

【実験 1】
陰病虚弱体質者向け漢方薬薬理実験1

陰病虚弱体質者向け漢方薬薬理実験2

 陰病虚弱体質者向け漢方薬は体力をアップさせ、疲労を少なくし、スタミナを維持できる働きが期待できます。

B 陰病虚弱体質者向け漢方薬は、ストレスに打ち勝つ力を湧かす

ストレスに打ち勝つ力を湧かす陰病虚弱体質者向け漢方薬薬理実験1
ストレスに打ち勝つ力を湧かす陰病虚弱体質者向け漢方薬薬理実験2

陰病虚弱体質漢方薬者向け漢方薬は、ストレスに対する抵抗力を付ける働きが期待できます。

C 陰病虚弱体質者向け漢方薬は、ファイトを湧かせる

ファイトを湧かせる陰病虚弱体質者向け漢方薬薬理実験

陰病・虚弱体質漢方薬は、闘争するエネルギーを湧かせる働きが期待できます。

 このように陰病・虚弱体質漢方薬は、闘病エネルギーを引き出して陰病の状態を改善し、体力アップを図る漢方処方です。
 その為、子供は欲しいが、妊娠できない、または妊娠を継続するだけの体力がない場合にも、この漢方薬が不妊治療薬として効果を発揮することがあります。

 そこで、こうした漢方処方は、たとえ安全と言われている漢方薬でも、催奇形性試験を受けています。その結果、催奇形性の問題もないという結論が得られております。
                  (医薬品研究、vol.27、N0.3、99(1996)参照)


(注意)
薬局製造医薬品として厚生労働省で認められている漢方処方の配合比や、構成生薬を変更することは、無許可医薬品製造に当たり、法律で厳しく罰せられます。上記の内容の漢方処方は、一般用医薬品として厚生労働省の許可を受け製造されている漢方処方です。


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