● 日本の鍼(はり)の特徴

古代九鍼(こだいきゅうしん) 鍼灸治療で用いられる鍼(はり)には多くの種類がありますが、現在の日本で多く用いられている鍼灸針の特徴は、紀元前の中国で著された黄帝内経(こうていだいけい)という医学書に記載されている古代九鍼(こだいきゅうしん)の中の毫鍼(ゴウシン)と呼ばれるタイプの鍼がベースになっています。




 この鍼灸治療の毫鍼(ごうしん)は、下の図に示されるように鍼柄(しんぺい)・鍼体(しんたい)・鍼尖(しんせん)からなります。
鍼柄(しんぺい)・鍼体(しんたい)・鍼尖(しんせん)からなる毫鍼(ごうしん)

















 毫鍼を皮膚に刺入する方法としては、針管を用いた管針法が一般的です。この刺入方法は、江戸時代の鍼灸師である杉山和一という人が考案した方法で、細い針を痛み無く刺入する事ができます。
毫鍼を皮膚に刺入する針管を用いた管針法
 毫鍼(針)は時代を経て、材質や形態が徐々に改善され、現在では安全の面から、ステンレスを用いた使い捨て(ディスポーザブル)針が普及しています。
 毫針のサイズは針体の長さと太さによって現されます。長さは30mm~50mm、太さは0.16mm~0.25mmまでが一般的に用いられています。


● 中国の鍼(はり)の特徴

 中国も毫鍼(針)を用いますがその違いは、鍼(針)柄をつかんで押しながら刺入する方法を取るため、滑り止めの効果を狙って針柄が巻きがらとなっていることです。長さは25mm~75mm、太さは0.32mm~0.38mmと日本の針と比べると太くて長いのが特徴です。
中国の鍼(はり)


● 日本の鍼(はり)と中国の鍼(はり)の違い

患者さん側からみると、日本の針のは繊細で刺入の際の痛みがほとんどないのが特徴で、滅菌済みで使い捨てのため安全性も高く、そういったことから世界中で日本の針が広く普及しています。


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