11月9日の明治国際医療大学付属病院です。
大学構内に植えられているモミジも、だいぶ色づいて来ました。紅葉には、気温・日照時間・適度な湿気などの条件が必要なようです。昼夜の気温差が15℃あると紅葉は美しくなりますが、最低気温が8℃より下がると始まり、5~6℃になると色づきが一気に進みます。また、夏から秋にかけて日照時間が多いと、より鮮やかな紅葉が見られると言われています。ただ、今年は猛暑で葉が枯れてしまったり、葉がカールして見栄えを損なう恐れがあり、京都の紅葉を楽しみにされている方は心配ですね。
さて、9月28日から始まった美容鍼灸の臨床試験も今日で7回目、残すところあと2回となりました。2015年より明治国際医療大学大学院で美容鍼灸の効果を評価する研究を行ってきましたが、美容鍼灸の介入効果を、科学的に評価した研究報告は非常に少ないのが現状です。今回実施している研究は、美容鍼灸に対するニーズの最も高いタルミの改善、つまりリフトアップ効果を測定することです。臨床研究を実施する際、適切なサンプルサイズを設計するために、事前に予備試験を行います。この予備試験の結果は良好でしたので、臨床試験終了後のデータ解析が今から楽しみです。
美容鍼灸の介入効果を調べる研究成果を皆様にお伝えするには、研究論文がアクセプトされてからになりますが、その節は、当ホームページで、詳しく紹介させていただきます。